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研修生の頃の僕―隣りは愛しの同期・竹内潤子
…ひたむきかぁ?清潔かぁ?
とにかくよく飲みよく笑った。今でもよく飲み、よく笑う。
(くくり)
と、まあ、ここまで長々と“上から”なもの言いで書き連ねてきてしまった。
ただそうすると、
―浜野よ、今のお前ははどうなんだ?
と、自らに問わずには済まされなくなる。
僕だってその研修生の一人だったのだから。
―お前はどうなんだ? いまだひたむきか、瞳は浅く濁ってないか、清潔さを保ちつづけられているか?
だからこそ僕は、僕の心を動かしたその劇団研修生の高潔さを、今いちど見習おうと思う。
あまんじて影響を受けようと思う。
あの子のように、ひたむきに清潔に、日々を倦むことなく生きていたいと思う。
「初心に戻る」ってこういうことなのかもしれない。
僕の魂に心地よい針の刺激を与えてくれた、かの研修生に心から感謝します。
ほんとにどうもありがとう。
必ずや、もろとも質の良い俳優になりましょう。
【浜野基彦】
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