嫌いというよりむしろ、あんなに恐ろしかった蛾のことを、だんだん平気になってきたのは−
・岐阜の名和昆虫博物館で、虫たちの美しさに心を打たれたから
・旅の途中、歴史史跡を巡ろうと思うと、草の生い茂る山道を分け入ることも稀ではなく、虫が怖いなどと言っていられなかったから
・「熱中人」というテレビ番組で、蛾の魅力にとりつかれ研究者になることを夢見る少女の特集をやっていて、そのレポートをしつつ自らも蛾の美しさに感動する、マジな藤岡弘の姿に心を奪われたから
と、いうわけで、今まではヒィヒィ悲鳴を上げて逃げ回っていたけど、昨日は部屋に侵入した蛾をそっと素手で捕まえて、窓から外へ逃がしてやることができた。
30を前にして、まだま大きくなってゆく。
【浜野基彦】
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