じつはこの本、"写真集"などという慎ましげな名とは裏腹に、第一級の映画製作・資料集でもあるのです。
つまりその"写真"のほとんどは、映画のスチルではなく、資料として残すための記録写真なのです。
もし映画「風と共に去りぬ」のロマンチシズムを再び感じるべくこの本を手に取ってしまうと、大幅に期待を裏切るその血と汗と涙くささに、きっと腰を抜かしてしまうことでしょう。
そしてもちろんこの本の主人公も、誰あろう、安原義人の演じるデイヴィッド・O・セルズニック=プロデューサーなのです。
もちろん、作家ベン・ヘクト(多田野曜平)も監督ヴィクター・フレミング(後藤敦)も登場します。
本舞台「風と共に来たる」を作るにあたり、陰で大活躍を果たしたこの名著。
この小さな一冊の文庫本に、われわれがどれだけ救われたことか−
ご興味のおありの方は以下より、どうぞ↓
【浜野基彦】
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