写真左から、ともさと衣、森尾舞、浜野基彦(僕)、佐藤小百合、ひとり(写りこんだ存じ上げないどなたか)おいて、田付桂子。
みんな俳優座研究生10期の仲間たちだ。
海外に渡ったり、綺麗なお嫁様になったり、頼もしくお母さんをしていたり、かわらず俳優を続けていたり−
この10年、それぞれがそれぞれの人生を必死で航海してきたに違いない。
けれど、誰の顔にも何ほどの後悔も見られない。
ばかみたいにキラキラキラキラ輝いている。
感無量過多!交わす言葉も見あたらず、さしあたって抱擁と咆哮を繰り返す。
そして夢のようなひと時は、
−あ。
っという間に過ぎてしまった。
帰り道、芝公園・渋谷間を歩きながら、なぜかぽろぽろぽろぽろ涙が落ちて止まらなかった。
寂しいのか嬉しいのか、なぜ泣いてるのかわからない。
わからないから、それはアルコールのせい。
何のことはない、飲みすぎて生理的に涙腺の弁が弛んだだけだろう。
ただ気づけば、
「みんなありがとう、みんな死ぬなよ、長生きするんよ」
と、ひたすらひたすら−繰り返しつぶやいていたのは確かだ。
私の花見は今年こんなです。
有栖川宮公園でアイスクリームの正しい食べ方をおぼえたのはまた別の話。
ともかく森尾はじめ、みんなほんとにありがとう。
心からありがとう。
いつも皆が幸せでありますように。
もちろん僕も含めてね(笑)。
【浜野基彦】
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