第一幕の稽古が終わるやいなや、安原義人は力いっぱいに顔をしかめ、猛烈な勢いで着替えを始めました。
シャツに蜂でも飛び込んだのでしょうか? − でもまだそんな季節でもないし……
いえ、実はこれ、一幕から二幕に移る「転換」の稽古なのです。
今は明かりをつけてその段取りを確認しています。
しかし本番では、着替え、小道具や自らの位置の移動、部屋のとっ散らかし、など多くのことを、照明の消えた暗闇の中で瞬時に行わなければなりません。
そうです、安原のしかめっ面のわけは、いまのうちからその暗闇に馴れておこうと考案した(といっても目をつぶるだけなのですが)"セルフ暗転"なのでした。
幕と幕、数十秒の間にその様子ががらりと変わる奇術のような転換もこの作品の見どころです。
ご期待ください。
【浜野基彦】
今回の公演
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