「ド・ラ・キ・ュ♥ラ」
さる5日に無事、幕を降ろすことができました。
おいでくださった方、励ましの言葉をくださった方、静かにあたたかく見守ってくださった方―
皆さん本当にありがとうございました!
心の底から愛してます。
この先も、皆さんにお楽しみいただけるよう、日々精進々々で励んでゆきます。
どうぞよろしくお願いします。
◆以下、上演後記や雑感ども◆
【キリスト教のこと】
神父を演じるにあたって、キリスト教の勉強を一生懸命にやった。
そういえば僕は幼稚園と小学校がカトリックだった。
なので、祈りの言葉や聖書のエピソードなどには、しみじみと懐かしさを感じるものが多かった。
クライマクスで悪魔を倒すべく、ひたすら神に祈る場面のこと。
舞台上、役を離れ、本気で神にすがる自分がいることに気づいた。
「南無妙法蓮華経」しかり、祈りの文言というのは、それそのものが、ものすごいエネルギーをはらんでいる。
唱えるだけでふつふつと力がみなぎってくるような、あるしゅ蠱惑的な力を持っている。
「信仰」の一端を垣間見た気がした。
それと「聖書」とはこんなにも面白いものだったか、新約も旧約も。
この先も遠藤周作の作品と併せて読み続けようと思う。
【石津彩さんのこと】
実は、前作「ルームサービス」でも、僕と彩さんは恋人同士の役だった。
ただレオ・デイヴィスとヒルダ・マニーの恋は、とにかく純情。
手が触れ合うだけで心臓がバクバクし始め、そのまま卒倒してしまうような、甘酸っぱい恋だった。
だが正直、僕はその恋を、その愛を、一度たりとも納得のいくようにうまく演じられなかった。
だから酒田での最終公演からこっち、彩さんにはどうにも申し訳ない思いを抱えつづけてきた。
しかし今回の恋は、何とか“成就”できたように思う。
禁断の恋、相手を殺害することでしか結ばれない恋。
「ルームサービス」の恋がこんな形で“完結編”を迎えようとは!
それにしてもこんなイモくさい僕が、文字どおり“女殺し”を演じられたのは冥利。
彩さん、ほんとうにありがとうございました。
▼つづく▼
Fool on the 筑紫丘~虹ヶ丘~桜ケ丘
平成21年7月9日木曜日
「ド・ラ・キ・ュ♥ラ」―ありがとうございました!
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