日々をまとめて

【日時失念】
網戸の上をうろうろしていたコガネムシ。
指で網戸を弾いたら、勢いよく吹っ飛び、隣のビルとの隙間に墜落―
しかけたものの、そこはコガネムシ。
宙でパッと羽を広げブブブと羽音をさせながら、向こうの建物へ飛び移った。
この、コガネムシが宙で羽を広げる瞬間がかっこよくて大好きだ。
なもので、それ見たさに、捕まえたあとは必ず空へ放り投げてしまう。
コガネムシ、ゆるせ。

【9月18日】
仲良くしてくださってるF川家へ、久しぶりにお邪魔した。
F川夫妻はもちろん、ここのチビ三人（姉・妹・弟）を僕はほんとうに大好きだ。
そして僕自身が幼稚なためか、三姉弟と延々遊ぶ。
さて、帰りに夫人がお土産にくださったのは、手製の小物たち。
実は夫人は「ハンドメイド」のエキスパートなのだ。
いただいた小物も、本当は商品として市場に出すべく作られたものばかり。
ありがたい！ありがたい！ほんとうにありがとうございます！
若草色のグッズたちは、さっそく僕の手元で大活躍しております。

【9月20日】
友人ダンサーFUSAKO女史が浜松町で踊るというので、楽しみに出かけた。
あまりの好気候なので、電車やバスに乗るのはもったいない。
浜松町まで歩いてゆくことにした。
渋谷から、たった一時間で着いてしまう。
副産で、よい散歩コースを見つけられた気がする。
さてFUSAKOちゃんのダンスには、さすがプロの技が光る。
複雑な振り付けを、いともたやすい―かのように―とても楽しげに、幸せそうにこなす。
そこがたまらなく好い。
小柄な彼女が舞台上を、縦横無尽に跳ねまわる姿には、いつも元気をもらっている。
どうもありがとう。
帰り、渋谷の土地神・金王八幡の縁日に立ち寄る。
今年はいつも供参りをしてくれるTがそばにいないので、少しさびしい。


【浜野基彦】