恵比寿の街のど真ん中にたくましく生きていたカマキリ。
ゴミ捨て場ネットの青色にはついに化けきれず、情けないような色のままでじっと、ゴミにたかる蠅を狙っている。
こちらは真紅に化けきれないわけではなく、もともと白い彼岸花なのです。
とがった花弁を揺らすのは秋風よりむしろ、山の手線の巻き起こす轟風だ。
彼岸を彩ろうと、けな気にその時を待っている。
彼岸過ぎまで枯れるなよ!
そう、まもなく彼岸。
「いのち」の存在にささやかながら触れられた、それぞれでありました。
【浜野基彦】
こんにちは浜野基彦です。 写真はつつけば大きくなります。
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