その家族が、今日はキャンプに挑戦!
−のようにも見えますが…。
ほんとうは次の出番に向けて、舞台奥のカーテン裏で神妙に控えているところです。
しかしなぜ腹ばいなのでしょう?
それは、カーテンに自分たちの影が映り、うす布一枚向こうで進められている芝居を妨げてはならない、という山下啓介の配慮からなのでした。
−なるほど、さすがベテラン啓介パパ。
ふむふむなるほど、と感心しながら、家族はあとに続きます。
しかしそれを見た舞台監督・金子武男が一言。
「別に影うつんないよ、こっち暗いんだから」
……。
舞台上で演じる「家族」に負けず劣らず(いえひょっとしたら普段の方がより)どこか抜けている四人組なのでした。
【浜野基彦】
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