好物は、あたるまで食べ続けけないと気がすまない。
お気に入りの場所には、土地の人と顔なじみなるくらい通い詰めてしまう。
ある分野に興味がわくと、関連書籍を段ボールいっぱいになるほど買い集める(読むかどうかは別)。
腹八分目がわからない。
好きなものとの距離がはかれない。
そのくせ、かかさず舞台に足を運んだり、飲めば演劇論だったり、ブログに劇評をつづったり−
そんなことができるほどまでに、じつは演劇という文化を溺愛できない、ダメな私。
けれども、かえって、だからこそ、そんなものぐさな私のはずなに、この道だけは何だか長続きしている。
けっこう心血そそげてる。
腹八分目だからいいのかな。
いい距離もつからいいのかな。
などといって、これが、対・好きな人、となるともう駄目だ。
腹八分目がわからない。
ほどよい距離がはかれない。
わかっちゃいるけどやめられない。
腹と距離、こいつがヒジョーに難しい。
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