太田淑子が演じるのは、映画プロデューサー・セルズニック(安原義人)の秘書・ポッペンガル女史です。
彼女が肩からひもで吊っているのはメモ用紙です。
さて、セルズニックはとんでもない"メモ魔"だったといいます。
次々湧き出る映画のアイデアを、片っ端から秘書に書き取らせ、そのメモをそれぞれの関係部署にまわさせたそうです。
そこで太田淑子が考え出した"メモ魔"対策こそが、この「吊りメモ」 −もういつでも臨戦態勢です。
早口でまくしたてるセルズニック、彼の片言隻句も書きのがすまじと、ペンホルダーまで装着して −
太田ポッペンガルは今日も凛々です。
【浜野基彦】
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