Fool on the 筑紫丘~虹ヶ丘~桜ケ丘

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テアトル・エコーの俳優です。 どうぞよろしくお願いします。

平成20年1月29日火曜日

結局は、自分の「女版」のような女に死ぬまでに一度会ってみたい


仲良しのHが、だしぬけにこんなことを尋ねてきた。

僕の理想のタイプを知りたいのだという。

以下はその一連のやりとりだ。



【H】
まずは、年上、年下、同い年なら、どれがいい?

【僕】
それぞれの年齢にそれぞれの魅力が備わっているはずだとおもう。

だから無理をして年齢に逆らわず、その時々相応の魅力をにじみ出せていれば、それが「いい」姿なのではないかな。



【H】
どんな髪型が好き?

【僕】
清潔感があって、じっさい清潔な髪。



【H】
優しさと面白さどちらを求める?

【僕】
心の優しい人は、ことさら滑稽なことを言ったりしたりしなくても、そこに黙っているだけで、もうどうにも面白いものだ。

そして真の面白さというものは、心の優しみのない人には絶対にあらわせない。

だから両方だし、片方でも構わないです。



【H】
Mailや電話は大事?

【僕】
ことさら大事だとは思わない。

けれども、時間に縛られずに生きられるのなら、ほんとうは郵便が良い。



【H】
スポーツやってる人がいい?

【僕】
本人が嗜むことについてはとやかく言わない。

けれど、僕には生まれつき闘争心や競争心が欠落していて、スポーツそのものの面白さが、いま一つわからない。

そのせいかスポーツに対するコンプレックスが強い。

だから、昨夜の野球の勝敗や、オリンピックの「金―何個、銀―何個」などという話題を嬉々として語りかけられると、僕はたじたじになってしまう。



【H】
眼鏡好き?

【僕】

―眼鏡をすき?

と訊くのなら、嫌いだ。

ど近眼の僕は、つねに眼鏡やコンタクトに束縛されている。

恨みさえある!

―眼鏡ずき?

と訊くのなら、今のところ僕にフェティシズムはない。


ちなみに愛する人には近眼が多いです。



【H】
血液型にこだわる?

【僕】
こだわるよ!

間違えたら死ぬもの。



【H】
身長はどれぐらいが好き?

【僕】
そこで人を差別しない。

ただ僕と同じくらいの背丈の女と肩を並べて歩いてもみたい。

でもちょっと不気味だ。



【H】
付き合うならこれが大事だと思うことは何?

【僕】
健康な体と健康な心



【H】
どんな時に、キュンとくる?

【僕】
相手が、いい仕事をしている時です。



【H】
束縛されたい?されたくない?

【僕】
束縛されたい人なんて、おるん?



【H】
デートの時に毎回同じ格好で来る相手どう?

【僕】
僕がそうです。



【H】
ふ~ん。聞いてると結構こだわるね。

【僕】
やかましい。



【H】
じゃあ、ここが好きっていうセクシーポイント。

【僕】
それを明かして、それを知った誰かが、やたらに僕の前でそこをアピールするようになったら、生きてゆくのが嫌になるから 、言いたくない。

―それ以前に、そんな酔狂な奴はいないわな。



【H】
じゃあ、これをされると冷める。

【僕】
さっきスポーツの一件で答えた。



【H】
追いかけたい?追いかけられたい?

【僕】
どちらもせせこましくって嫌だ。

放っておいてほしい。



【H】
これをされると弱い。

【僕】
そういう質問を、だ。



【H】
じゃあさ、じゃあさ理想と現実って違う?

【僕】
その時その時の現実が、 かねてからの

「僕の理想」

ということになっている。

―だから長続きしないのさ。ほっとけ。



【H】
今付き合ってる人は自分とピッタリ?

【僕】
相手に聞いてみないことには。

ただ、日本全国の港々にいるそれぞれに確認がとれるまで、少し時間がかかる。

なので保留(笑)。



【H】
ここまでの質問、他の人にも聞いてごらんよ。

【僕】
人のことは気にならないからよす。

だいいち、この自分でさえ、今答えたことが、本当にそうなのかわからずにいるのに。



だいたいH。

こんなことを僕に訊ねてどうするのか。


―ああ、そうか、わかった。

親切なH君のことだ。

これだけ探偵したからには、今僕が答えた「理想のタイプ」とやらに、きっと近々会わせてくれるんだろう。


その日を楽しみに待つとしましょう。

ね、H君。

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