俳優たちは、いくつもの歌と楽曲をおぼえねばなりません。
台詞だけでも手一杯なのに
−などというボヤキが聞こえてくるかと思いきやどっこい。
みな次々できあがってくるナンバーを、今か今かと待ちかまえている様子です…戦々恐々としながらも、ですが。
その証拠に今回稽古場で活躍しているのがICレコーダーです。
みながそれぞれの録音機を持ち込んで曲を録音しては、それを繰り返し聴いて練習するのです。
どれもとってもコンパクトで、手のひらにスッポリおさまるサイズなのです。
便利なものですね。
さて写真は、後藤敦のICレコーダーにさっそく食いついたベテラン二人です。
「それどこで売ってんの?!」と沖が訪ねれば、
「俺たちにも扱える?」と山下。
「そんなに小さくて本当に録音できんの?」
「長い時間は無理なんだろ?」
「中はどんな仕組みなってんの?」
つぶてのように浴びせかけられる質問に、後藤が一つ一つ丁寧に受け答えます。
しかしながら、最後まで"IC"そのものの仕組みがいまいち理解できないご両人。
極めつけが沖の質問です。
「それでテープはどこにあんだよっ?」
たじたじの後藤でした。
【浜野基彦】
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