じつは、劇団が持っている小道具は、テアトル・エコーのさまざまな舞台で、繰り返し繰り返し使い回されています。
ですからテアトル・エコーの公演に何度もおいでくださっているお客様の中には、舞台上の小道具に、
−何だか見おぼえがあるなー
という、懐かしいような感覚をお持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
きっとその小道具は以前ご覧いただいたテアトル・エコーの作品で、舞台に登場していたのにちがいありません。
そこでこのワイルドな帽子です。
かつては「ルームサービス」で入江崇史が、「風と共に来たる」初演では後藤敦がかぶっていた、男臭さの帽子なのですが−。
いざ再演で使おうとしたところ、劇団のどこを探しても見つからず長らく行方不明の手配中でした。
「…あ。」
と、まずありかに思い当たったのはさとう結衣でした。
「フレディ」でたしかに舞台にあがっていた、というのです。
予想はズバリ的中 −指名手配のワイルド帽子は「フレディ」の小道具箱にちゃんと収まっておりました。
しかし不思議なのは、後藤敦も安原義人も「フレディ」にはちゃんと出演していたということ −なのになぜ帽子のありかに気づかなかったのでしょう。
つまりそれほどに、同じ小道具でも作品の個性によって、出演者も気づかないほどに表情を変える、ということなのかもしれませんね。
【浜野基彦】
今回の公演
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