文久三年
夏には−
壬生浪士組(新選組)が大坂で力士と乱闘、姉小路卿暗殺、奇兵隊結成、馬関戦争、薩英戦争、天誅組事件、堺町御門の政変…
「風と共に去りぬ」を読み、その時代を意識する。
するとそのたびに僕の脳は、同じ頃の日本に引き戻されてしまう。
麗しきレット・バトラーやスカーレット・オハラを押しのけて、坂本竜馬や近藤勇の汗臭い顔がノソリと割り込んでくる。
そして厚かましいほどに堂々と、畳の上に年表と地図とを広げ
−その頃おれたちは、どこそこで何をしていた、かにをしていた
と野太い声で饒舌に語りだすのだ。
もう、いい加減にしてくれ!
集中力を欠いて、ただでさえ長い「風~」の物語がまったく先へ進まないじゃないか。
女房の顔がちらついて、せっかくの逢瀬も上の空、いっこう浮気がはかどらない。
そのようなものだ。
はるかアメリカ・アトランタまで逃げてきたのに―ここが浮気の終着駅―ふる女房の執念とは恐ろしくも愛おしいもので、云々。
2 件のコメント:
笑っちゃった^^
センス抜群だねぇ、いつも楽しく読んでるよ♪
昨日は、疲れた体にS子の言葉、少しの癒しになったかしら(笑)やっぱり、何かを察知しているのかな。ピピピ・・・
→ゆっこ様
さぁ殿のセンスに比べれば、僕のそれなど月並みも月並み(笑)
ゆっこさんはじめファミリーの温かさにはいつもいつも救われております。
ほんとうにありがとうございます♡
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